募集図面は入居者へのプレゼン資料

上にある図面は同じマンションの隣の部屋です。

部屋の広さ、向きは同じです。

室内は多少の違いはあってもほぼ同じ設備がついています。

 

家賃(管理費込)は左の図面(部屋A)が47,000円、右(部屋B)は50,000円です。

右の部屋の募集が始まった時に左の部屋も礼金なしに条件を改定しました。

 

先に募集をしていたのは左の図面の部屋ですが、一方は1週間で入居者が決まり、

もう一方は半年以上の期間募集を続けていますが未だに入居者が決まりません。

 

先に入居者が決まったのはBの部屋です。

条件には多少の違いがあります。

 

A:賃料47,000円・敷金45,000円・鍵交換費用16,200円・火災保険16,000円

B:賃料50,000円・退去時クリーニング費用27,000円・火災保険15,000円

 

家賃の高い部屋が先に決まった理由は3点考えられます。

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①初期費用の違い 

A:敷金45,000円+鍵交換費用16,200円+火災保険16,000円=77,200円

B:退去時クリーニング費用27,000円+火災保険15,000円=42,000円

※初期費用は安い方が入居者が決まりやすい傾向があります。

 

②無料で利用できる24時間コールセンター

Bの部屋は無料で利用できるコールセンターサービスがありました。

 

③図面の作り方

A:白黒、写真無し、A4の横のフォーマットに縦の図面をそのまま登録(余白が多い)

B:カラー、写真が多く間取りや物件周辺の店舗などの記載がある

 

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上記の3点でオーナーがお金をかけずに改善できるものは③の図面です。

 

皆さんは図面を見比べてどちらの部屋に魅力を感じるでしょうか?

部屋を紹介する立場だとしたならどちらの図面がお客様に好印象を与えられますか?

 

入居者はインターネットで物件を探してある程度条件を絞ったうえで不動産会社を訪問します。

物件を内覧するのは2・3件です。

不動産会社に行ってAの図面が出てきたら内覧したいと思うでしょうか?

 

インターネット広告の次に図面を見て、図面の情報を見て内覧する物件を選びます。

営業マン以上に図面が入居希望者に営業(部屋をプレゼン)をしてくれるのです。

図面に魅力がなければ内覧につながらず入居にもつながりません。

 

一般的には図面を作るのは管理会社です。

自分で作った図面を使ってほしいと言うオーナー様はいらっしゃいますが、

不動産図面には公取の規制がかかるため使用できない文言などがあります。

 

図面は管理会社に作成を任せた方が無難ですが、入居者の物件選定に影響があるのですから

オーナーは管理会社が募集のためにどんな図面を使っているのかチェックすることは必要です。