新規募集の家賃値下げと既存入居者の賃料支払いについて

今回はアパートオーナーからよくある質問に回答しようと思います。

 

「築年数が経過したため、管理会社に新規募集に家賃の値下げをお願いしたところ、既存の入居者の家賃も値下げしなければいけないと言われました。値下げをする必要はありますか?」

 

建物が古くなればその分家賃を下げないと新しい入居者は入らなくなります。

一方で長期間入居をしている入居者は建築当初の高い家賃で入居しています。

 

新規募集時に家賃を下げた場合には既存の入居者の賃料も下げる必要があるのでしょうか?

 

今はインターネットで空室情報が検索できるので既存の入居者が自分の住んでいる物件の違う部屋が安い家賃で募集されていることを知ることはできます。

 

既存の入居者が家賃を下げてほしいと言ってきた場合、オーナーはどのように対応するべきか?

対応はオーナーの判断になります。

 

家賃の値下げを断って退去されるのが嫌ならば家賃を下げてあげてもいいと思います。

下げたくなければ断ればいいのです。

 

当事者間で合意している賃料で住んでいるのですから家賃を下げないという選択も家賃が高いから退去するという選択も契約上、問題ありません。

 

一方で家賃が高い状態で部屋に住んでいることは事実なのですから、更新料をなくしてあげるとかオーナーの負担で室内のクリーニングをするとか家賃を下げずに入居者に還元することはできます。

 

古くなってきた設備を新しくしてあげてもいいと思います。

空室をいかに埋めるかが空室対策と思われがちですが、空室を出さないために退去を減らすことも立派な空室対策になります。

 

入居者に長く住んでもらうためにも住宅設備の更新や共用部分の定期的な清掃など物件の価値を保つことは安定したアパート経営に大切なことです。